ミイラが存在すると言われるけどかっぱって本当にいるの?
かっぱは、北は北海道から南は九州まで、全国に広く分布されている妖怪のひとりです。
その為、かっぱというだけでなく、「河太郎」「しばてん」「ひょうすき」「ミンツチカムイ」など、地方によりいろいろな呼び名があります。また、岩手の遠野地方の民話を中心として記された遠野物語にもかっぱは出てきます。
特徴としては、体格が子どもくらいで頭部に皿があることが多いと言われています。亀のような甲羅や手足に水かきがついていることもよく言われます。
体臭はかなり臭く、肛門も3つあり、屁をかけられると2~3日では臭いが取れないほどに酷く臭いようです。
行動については地域によって差があり、人間を水中に引き込んで尻の穴から(尻小玉と言われている)内臓を取って殺してしまうという恐ろしい話から、相撲が好きでいたずらをするというちょっとした悪さをするもの、いたずらを懲らしめたら薬をくれたというちょっとほっこりするような話もあります。
お寿司のカッパ巻きがあることからわかるように、きゅうりが好きだということもわかっています。その為、畑を荒らすこともあるらしいです。
かっぱの正体としてよく言われているのは、いくつか説がある中で、少し気分のいい話ではないのですが、水死体が発端となっているという説があります。
水辺で亡くなった人の皮膚が緑色になることと川などに流された時の摩擦で頭髪が薄くなってしまっている点が、かっぱと類似しているところからきています。また、水死体の特徴として膨張している点もかっぱの甲羅と見られたと言われています。
そもそも人が亡くなりやすい水辺は、子どもには危険なことは考えなくてもわかります。子どもがそんな水辺に寄らないようにするために、かっぱの話が伝えられたと考えることもできます。
子どもに危険と警告するのとは逆に、子どもを間引いていた時代の子どもが水辺で亡くなった姿がかっぱに見えると言う説もあります。
昔の日本には悲しいことに、家族が多ければそれだけ食べるのに苦労していた貧しい時代があったのです。子どもが亡くなったことを他の家族に言えないかわりにかっぱの存在が生まれたと言う訳です。
妖怪の正体には、このような悲しい話が隠されていることもあります。しかし、これはあくまで諸説の一つとして考えた方がいいのかもしれません。
元は藁などの人形だったという話もあります。大工が請け負った寺や屋敷を建てるのに期限に間に合わないが為に(藁)人形に命を吹き込んで人工を増やして間に合わせ、その後、人形を川に流したのがかっぱになったという面白い話もあります。
すっぽんの見間違い説から外国から渡来した説、牛頭大王の御子神説、他にも、UMA(未確認生物)だと言う意見もあり、実際にかっぱのミイラが保管されている所もあります。
これはテレビにも出たことがあるのですが、九州にあるとある酒造会社には、カッパの全身のミイラがあります。長い歴史をもつ酒造なのですが、お酒は綺麗な水が必要です。その水の守り神としてかっぱが祀られています。
本物かどうかは明確な判断は出ていないのですが、偽物だという確証もありません。
それでなくても全国には地域の差はあれど、多くの目撃証言もあります。実際にいたとしても不思議ではありません。
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【参考記事】
NHK受信料を払わないとどうなる?